ラムのページ

ラムの歴史
2007年現在では、ラム(ドイツラム・オランダラムその他各名前で呼ばれているラムも含め)は、正式にはミクロゲオファーガス、ラミレジーと呼ばれている。
本種は1948年に初めてアピストグラマ・ラミレジーとして紹介されアピストの1グループとして扱われていた。ラミレジーの名の由来は採集家 M.V.RAMILEZによる。日本には1952年頃輸入され当時1匹80万円という値がついたほど高価であったらしい。名前もピーコック フイッシュと呼ばれていた。またラムの白変種であるゴールデンタイプも1965年頃からドイツで作られ日本にも紹介されている。

産地
ベェネゼエラ、コロンビアをながれるオリノコ川中流の西側支流

雌雄差
オスの背びれの第2棘条が長く伸びる、しかし魚体がまだ若すぎる場合はここで判断するのは難しい。若魚の場合にはメスの腹部の丸みと、ややピンクがかった色合いに注意をはらった方が確かなようなきがする。それ以上の若い魚の場合には判断することは難しい。


これは雌雄差がはっきりわかる写真です

飼育方法
 ラムの飼育はそれほど難しくありません。特に国内ブリードされているものについてはただ単に水道水の塩素を中和しただけで問題はありません、私のところで繁殖されているラムもすでに10数世代を経過していますが、水道水以外の水処理はしていません。ちなみに現在の横浜の水道水の水質は(PH7.2、伝導率14マイクロジーメンス)の状態です。
 ただラムをより綺麗な状態で見たいなら水草が状態良く植えられている水草水槽がベストだと思います。
 同じラムでもヨーロッパから輸入されたもの、また東南アジアなどから来たものなどは飼育当初は多少の問題が生じると思われます。一応水質のチェックは必要と思われます。
 またこれと同様に現地から直接輸入されたものについても同様のことが言えると思われます。最初の水あわせさえ上手く行えばそれほど飼育に関しては難しくありません。

 
 ラムの餌に関しては特殊なものはありませんが、人工配合飼料(これに関してはラムの口の大きさを考慮して比較的小さいサイズの方が水を汚さないで良いと思います。当ブリーディングルームでは顆粒状のものを使用しています)、冷凍飼料(冷凍赤虫・冷凍ブラインシュリンプ・ディスカス用冷凍ハンバーグなど)、生餌(イトミミズ・赤虫・ブラインシュリンプなど)。
 いずれにしろ配合飼料をベースに3回から4回に一度冷凍飼料を混ぜて使うのがベストではないだろうか。



ラムの繁殖
ショップで販売されているようなおおきさのラムであれば、状態の良い水槽にペアーを入れれば、うまくすれば1月以内に繁殖行動を観察することができるでしょう。ラムは基質産卵タイプで表面の平らな石や、比較的硬い水草の表面(アヌビアスナナやアマゾンソードなど)などに産卵し、ペアーで卵を守りファニングをする。環境さえ良ければこのまま卵が孵化するまで雌雄交替で守るはずですが、ストレスのかかるような環境では卵を食べてしまうケースが多いようである。しかし体調のしっかりした親であれば10日から2週間後には再び産卵を繰り返すはずなので、この時はより飼育環境に注意したい。
 産卵後水温にもよりますが2日から3日で孵化し、稚魚が泳ぎだすまでにさらに4日から5日かかります、この間何回か親が孵化した稚魚の移動をします。泳ぎ出した稚魚は親の周りをつかず離れず遊泳し、このとき一番ほほえましい光景が見られます。泳ぎだしたら後は孵化したてのブラインシュリンプあげるだけです。冷凍のブラインショリンプや稚魚用飼料もありますが、生きた孵化したてのブラインシュリンプには嗜好性,食いつきの面でもこれにかなう物はありません。(前もってこれが用意できなかった人の為にアレックスアクアリュウムでは常に生きたブラインシュリンプを毎日販売しています。数に限りがありますので前もって電話して戴ければ確実に手に入ります)

改良ラムの紹介
ドイツラム

ドイツブリーダーが原種のラミレッジーから選択改良を重ね写真にあるようなドイツラムを作り出した。特徴としては体側に入る比較的おおきな黒いスポットとエラ付近のオレンジ色と体全体を覆う淡いブルーのラメが印象的である。
ドイツラムの名称以外でオランダラムと呼ばれるラムが入ってきているが、実際のところはっきり区別するのは難しい。一緒の水槽に入れた場合区別して取るのがむずかしい、おそらく同一のもので出荷地域の問題でないだろうか。

ドイツゴールデンラム

かなり以前から日本に紹介されていておなじみのゴールデンラムです。今では東南アジアからのものもかなり入ってきていますが、もともとはドイツで改良されたものです。ゴールデンタイプの体にブルーの細かなラメが入りとても魅力的な魚です。飼育繁殖に関しては、ドイツラムとまったく同じです。繁殖期の婚姻色は見事で特にオスの頭部の赤みのすごさと、メスの腹部がピンク色に染まった状態はなんとも可愛らしい姿です。ただ個人的な感想ですがドイツラムに比べ若干弱いような気がします。

ターコイズブルーラム

ターコイズブルーラムは東南アジアのブリーダーが作出したものでほぼ100%固定されたラムです。どういう作出過程から作られたかは詳しくわかりませんが、とにかくデビューした当時は色揚げしたものではないかと思ったぐらいです。当ブリーディングルームでも繁殖していますが、しっかり形質が固定されています。水質・飼育法ともにドイツラムとなんら変わるところはありませんが、繁殖に関してはちょっと気難しいところがある見たいです。

レインボーラム

初代のレインボーラムです。この系統はドイツゴールデンラムとドイツラムの賭けあわせから偶然出現したものです。このレインボーラム同士の交配においてはほとんど同一系統が出現していましたが、ラムとして変わってはいても、ピジョンブラッドディスカスの初期タイプと同じように体側の黒い色素が美観をそこねこれを排除する選択交配が続いています。その結果現在この色素を持つ個体は維持していません。この系統は後から紹介するニューレインボーラムとジャパンレッドラムそしてシロセブルーの基礎となっています。

ジャパンレッドラム

ジャパンレッドラムはドイツゴールデンラムの色彩の濃い個体とレインボーラムの賭けあわせから生まれた個体です。この個体と同時にニューレインボーラムの初期個体も同時に出現しました。ジャパンレッドラムはこのなかから体側が無地で赤みの強い個体のみを選択交配して作っていますが、いまだにニューレインボーラムもこの中から出現します。

ニューレインボーラム

ニュウレインボーラムこの個体はレインボーラムの中から黒い色素のない個体を集め、その中から繁殖を繰り返し現在のような個体を作り上げています。まだまだ100パーセント固定されてるわけではなく、いまだに選択繁殖を繰り返しています。特にメスの輝くようなラメその特徴を現しています。オスはそれほど特徴がなくゴールデンラムに比べ若干ブルーのラメがきれいかな、という段階です。

シロセブルーラム

シロセブルーラムこの個体はニューレインボーラムとブルーラムの個体を掛け合わせて導いたものです。特徴としてゴールデンラムの下地にブルーラムの青さを重ねた感じです。従来のブルーラムに比べて非常に明るい感じがします。胸鰭・背びれの黒のラインがありません、まだ完全に固定されているわけではありません。

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